中原クリニック

愛知県海部郡大治町の外科、内科、小児科,整形外科、リハビリテーション科の中原クリニック

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各種ワクチン接種について

ヒブワクチン接種について

乳幼児に重い髄膜炎を起こす細菌「ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib=ヒブ)」のワクチンの予防接種を行っています。
ヒブによる細菌性髄膜炎に罹患した乳幼児のうち約5%が死亡、
約25%に言語障害、運動障害、難聴、発育障害などの後遺症が残ると言われています。

小児肺炎球菌ワクチン接種について

肺炎球菌というのは、子どもの感染症の二大原因のうちのひとつの細菌です。
赤ちゃんのうちは、まだこの細菌に対する抵抗力がありません。このため、細菌性髄膜炎など症状の重い病気をおこしたりします。
子どもの肺炎球菌感染症は、小児用肺炎球菌ワクチンで予防できます。小児用肺炎球菌ワクチンは2010年現在100カ国近くで取り入れられ、定期接種をしている国では細菌性髄膜炎などの重い感染症の発症率が下がりました。

子宮頸がんワクチン接種について

子宮頸がん(しきゅうけいがん)はその他のがんと異なり、原因が解明されています。子宮頸がんの原因は、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染であることが明らかになっています。子宮頸がんの原因である発がん性HPVは、皮膚と皮膚(粘膜)の接触によって感染するウイルスで、多くの場合、性交渉によって感染すると考えられています。発がん性HPVは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほどとてもありふれたウイルス。このため、性行動のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。


≪子宮頸がんの原因ウイルスの発見者が2008年度ノーベル生理学医学賞を受賞≫

HPV(ヒトパピローマウイルス)が発見されたのは1983年のこと。
これにより、女性のがんとして世界では2番目に多い子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルスの一種が子宮頸部に感染することにより発症することが明らかになりました。
この、「子宮頸がんを引き起こすパピローマウイルス」を発見した独がん研究センターのハラルド・ツア・ハウゼン名誉教授には、2008年度ノーベル生理学医学賞が授与されました。
この研究成果をもとに予防ワクチンが開発され、現在、世界100カ国以上で使われています。

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四種混合ワクチン接種について

2012年8月以降に誕生した赤ちゃんや、これまでに三種混合(DPT)とポリオワクチンを一度も接種していない場合には、原則として四種混合(DPT-IPV)ワクチンを接種します。2012年7月以前に誕生した子どもで、すでに三種混合(DPT)ワクチンを接種している場合は、原則として四種混合ワクチンではなく、三種混合ワクチンを4回受けます。

四種混合ワクチンはジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)、ポリオの4種類が入っています。

B型肝炎ワクチン接種について

B型肝炎:B型肝炎ウイルスに感染することにより発症します。B型肝炎には、一過性感染、または、持続感染という2つの感染様式があります。多くの感染者は一過性感染を経て治癒しますが、中には持続感染となり、生涯、B型肝炎ウイルスが体内に残る場合もあります。一過性感染は、急性B型肝炎、または、B型肝炎ウイルス不顕性感染に分けられます。持続感染もまた、B型肝炎ウイルス無症候性キャリア、または、慢性B型肝炎とに分けられます。

B型肝炎ワクチンは世界初の「がんを予防するワクチン」です。現在、B型肝炎ワクチンは日本では任意接種ですが、1992年にWHOはすべての出生児にB型肝炎ワクチンを接種することを推奨しました。その結果、2009年までに世界177ヶ国で、生後0ヶ月から、または、生後2ヶ月から、さらに国によっては思春期の小児に対しても、定期予防接種として接種されています。

MRワクチン接種について

従来の麻疹(Measles)ワクチンと風疹(Rubella)ワクチンを混合したワクチンです。

風疹:先天性風疹症候群は、妊娠初期~中期の妊婦が風疹に罹患することにより、胎児が白内障、先天性心疾患、難聴、精神発達遅滞などの先天性障害を持つものです。かつては風疹ワクチンは女子のみに定期接種が行われていましたが、性差別であるとして、男女とも幼児期に接種するように改められました。しかし、妊婦が風疹に対する抗体価を有していたとしても、不顕性感染による先天性風疹症候群の発症を予防できない可能性が示唆されているため、風疹の流行自体を予防することが必要という主張があります。

麻疹(はしか):麻疹ウイルスによる急性熱性発疹性のウイルス感染症です。感染力が極めて強く、死亡することもある重症の感染症です。空気感染、飛沫(ひまつ)感染、接触感染、いずれの方法によっても感染し、好発年齢は1歳代が最も多く、次いで6~11ヶ月、2歳の順です。近年、成人麻疹の増加が問題となっており、10~20代での発症が多く報告されています。

水痘ワクチン接種について

水痘(みずぼうそう):水痘帯状疱疹ウイルスによっておこる感染力がたいへん強い病気です。多くの場合それほど重くなりませんが、無視できない数の子どもが重症になり、毎年10名以上が死亡していると考えられています。空気感染もあり、どこで感染するかわかりません。みずぼうそうは生後すぐにかかることがありますが、とくに多いのは生後6ヶ月から4歳頃です。

日本脳炎ワクチン接種について

日本脳炎:日本脳炎ウイルスをもった蚊に刺されることでウイルスに感染し、体の中で増えたウイルスが、脳や脊髄に入って起こす病気です。日本脳炎ウイルスは主にブタの体内で大量に増えて、その血を吸った蚊が感染しウイルスを持ちます。蚊が活動する初夏~秋にかけて、関東より西の地域で発生します。また、東アジアや東南アジアでも日本脳炎が流行しているので、これらの国で感染する場合もあります。

蚊に刺されてウイルスに感染してから6~16日くらいで、体がだるく頭痛やむかつきが出て、時に吐くこともあります。その後熱が出て意識障害が現れたり、首の後ろが硬くなる、手足に震えがくる、硬く動かなくなる、勝手に動く、などの症状や麻痺症状が現れます。脳炎が進行すると、脳がはれてけいれんが起こったり、呼吸ができなくなります。日本脳炎ウイルスといっても、必ずしも脳炎だけを起こすわけではありません。脊髄炎を起こしたり、髄膜炎(ずいまくえん)の症状(頭痛、吐き気、首の後ろの硬直など)だけで回復する場合もあります。

おたふくかぜワクチン接種について

おたふくかぜウイルス(ムンプスウイルス)による病気です。2~3週間の潜伏期の後に、両方またはどちらかの耳下腺が腫れてきます。触ってもはっきりしたしこりに触れるわけではありませんが、家族など周囲の人が見るとはれているのに気がつきます。しばらくすると反対側もはれてきます。発熱は起こることも、起こらないこともあります。症状が出ない(不顕性感染)場合もあります。かかっても軽症の場合が多いのですが、重い合併症を引き起こすことも多いのでワクチンによる予防が重要です。

ロタウイルスワクチン接種について

ロタウイルス感染症:ロタウイルスによって子どもの下痢やそれに伴う嘔吐がおこる病気です。「嘔吐下痢症」とも呼ばれますが、正式には胃腸炎です。胃腸炎の原因になるウイルスはたくさんありますが、もっとも重症になりやすいのがロタウイルスによる胃腸炎です。

ロタウイルス胃腸炎は水のような下痢が何回も続き、それに嘔吐が伴います。体から水分と塩分が失われていき、いわゆる脱水症をおこします。ロタウイルスには多くの種類(型)があり、5歳頃までに少なくとも1回以上はかかりますが、その後も何回かかかることがあります。感染力が強く、保育所などでもあっという間に流行します。手洗いなども大切ですが、完全に伝染を抑えることはできません。根本的な治療法がないために、ワクチンによる予防が重要です。脱水症がひどくなると、点滴が必要になります。点滴をしても、重症で死亡することもあります。日本で毎年80万人が外来を受診し、8万人が入院、約10人が死亡します。脱水症だけでなく、繰り返すけいれんや脳炎(毎年約40人)や重い腎障害など重い合併症もおこします。

BCGワクチン接種について

2020年4月よりワクチン接種可能となります。

高齢者肺炎球菌ワクチン接種について

肺炎は日本人の死因の3位を占め、65歳以上では年間約10万人が肺炎により亡くなっています。肺炎の原因となる細菌には様々なものがありますが、高齢者の肺炎の原因で最も多く、重症化しやすいものが肺炎球菌です。肺炎球菌にはたくさんの型がありますが、現在使用されているワクチンは、このうち肺炎の原因となりやすい23種類の型について感染を予防する効果があります。予防接種の効果がどのくらい持続するかには個人差がありますが、健康成人であれば少なくとも5年以上は効果が持続するといわれています。

特に、糖尿病や腎臓病等、他の持病などによって免疫力が低下している人は、肺炎にかかりやすく重症化しやすいので、予防接種を行うことをおすすめします。